教師は研究し続けるべきであり、研究者は教育から離れずにいるべきである
田辺洋二(1933 – 2004, TALK初代会長)
TALKとは
早稲田大学教育学研究科英語教育専攻 田辺ゼミ・松坂ゼミで学んだ人を中心に、応用言語学、英語教育学に関心のある人が集まって、1994年に発足。現職の教員も多く、理論のみならず実践との関連も重視して活動している。月一度の研究会では、研究発表・実践報告・講演会・読書会等を開催し、8月には夏合宿を行っている。また、年一度発行の機関紙『Dialogue』では、査読つきの研究論文や実践報告を掲載している。
TALKからのお知らせ
2025年度 第1回研究会 【 TALK TIME 】
日 時:2025年4月26日(土)17:15〜19:00
会 場:ハイブリッド開催
早稲田大学早稲田キャンパス3号館710教室, 及び,Zoom
(早大正門から入り、右手にある2番目の校舎)
話題提供・司会:山口 高領 氏(秀明大学)
テーマ:「指導法を再考する」
【概要】
新年度第1回として、「指導法を再考する」をテーマにTALK会員のみなさまとお時間を過ごせればと思い、企画しました。話題のとっかかりとして、柳瀬(2021)で述べられている4つの事例を基にした日本での英語教育批判(pp.16-19)を紹介します。
1. 英単語が、文からも文脈からも独立したまま教示され評価される事例」への批判
2. 「同じ文・文脈でその語を何度も確認・再生させることを訓練する、トレーニング中心主義」への批判
3. 「言語の一義性ばかりを強調」し、「答えが一つにしか定まらない多肢選択的問題を、英語教師あるいは英語教育体制はことさらに好んでいる」のではないか。
4. 「自由な対話が少な」く、「即興的で創造的な対話をする機会が、現代の英語教育には少ない」のではないか
これら以外でも、参加者のみなさまとTALKができましたら幸いです。
<Reference>
柳瀬 陽介. (2021). 「学校英語教育は言語教育たりえているのか : 意味の身体性と社会性からの考察.」『 KELESジャーナル』2021年6巻, pp. 6–23. doi:10.18989/keles.6.0_6
下記のリンク(J-STAGE → KELESジャーナル)にて、オープンアクセスとして公開されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/keles/6/0/6_6/_article/-char/ja
PDFをこのご案内にも添付します。
参加申し込みフォーム
https://forms.gle/Egnw72hW3NzqnjUb6
【参加費】 会員…無料 / 非会員…初回は無料、2回目からは各回500円
(非会員で参加ご希望の方は事前に事務局までご連絡ください)
【問い合わせ】
TALK事務局
■事務局メール:officeアットマークtalk-waseda.net (アットマークを@に直してください)
*事務に関するメールはこのアドレスにお願いいたします
【TALKホームページ】
年会費について
今年度も継続をご希望の方は、以下の口座番号に会費をお振込みいただきますようお願い致します。 会計作業の都合上、誠に勝手ながら、会費納入の方法を振込のみとさせていただいております。 領収証が必要な方は、 領収書に記載する宛名・郵送先のご住所を明記していただいた上で、事務局までご連絡ください。
- 年会費 3,000円
- 口座番号
- みずほ銀行 早稲田支店(店番号:068)
- 普通口座 1769730
- 田辺英語教育学研究会
最新のDialogue
研究論文: 杉内光成 (Mitsunari SUGIUCHI)
論文タイトル: 高等学校英語教科書における発音指導項目の分析 (An Analysis of Pronunciation Instruction Items in Japanese High School English Textbooks)
実践報告:三村 修 (Osamu MIMURA)
論文タイトル:共感カードを用いた帯活動 (Routine Activities using Empathy Cards)