TALK の意味
TALK(田辺英語教育学研究会)

top 活動記録 会員一覧 次回のTALK

会長:松坂 ヒロシ
早稲田大学
教育学部/大学院教育学研究科
教授
TALK の意味
 教師は研究し続けるべきであり、また、研究者は教育から離れずにいるべきである ── TALK (田辺英語教育学研究会)を支える考え方は、これです。英語教師にとっては理論面強化の場として、また、英語教育・応用言語学の研究者にとっては、教育現場との接点として、TALK はこれまで貢献してきました。これからも、われわれはこの TALK の存在意義を高めて行きたいと思います。
 TALK は、故田辺洋二・早稲田大学教授が作って下さった研究会です。田辺先生は、大学英語教育学会(JACET)会長を努められるなど、日本の英語教育界を牽引しておられました。先生は、早稲田の名誉教授となられ、東京国際大学の新学部の学部長として活躍されていた2004年の暮、残念なことに急に逝去されました。が、上に述べた田辺先生の考え方は、TALK の活動に生きています。
 われわれの重要な活動として、査読つき論文集 Dialogue の発行、月例の研究会、毎年夏の合宿形式の研究会があります。外部研究会との合同会も開いてきました。研究会では、応用言語学の分野の新しい研究から英語教育の現場での諸問題まで、多様なトピックを取り上げ、会員による発表や参加者の間の意見交換を通して互いの知識や認識を深めています。
 会の名前は、Tanabe Applied Linguistics Kenkyuukai の頭文字です。私は、TALK という名前に、いろいろな意味を感じます。まず、ことばを扱う、というわれわれの活動の象徴として、これ以上の名前はありません。次に、きちんと規則正しく会を開く、というわれわれの方針にも通じます。そして、最後に ─これが大事だと思うのですが─ 教師として、あるいは研究者として、悩みが出来たとき、気軽に話せる仲間が見つけられるような、暖かいグループであり続けたい、という強い意志が、この名前にこめられているように思います。
 理論と実践とを結び付け、日本の英語教育を高めていく志のある者の集団、小さくともチームワークのよい研究者・実践家の集団、というのがわれわれの理想です。TALK の理念と活動内容に賛同される方ならどなたでもおこし下さい。ご一緒に勉強していきましょう。
2007年4月吉日  

初代会長のごあいさつ