TALK(田辺英語教育学研究会)


 
 
2019年度 第4回 TALK 例会のお知らせです【講演会】
 
 
日 時: 2019年7月6日(土) 17:15~19:15
場 所: 早稲田大学 早稲田キャンパス 14号館 6階 610教室
英語プロソディ指導の普及へ向けて

講演者: 磯田 貴道 氏[立命館大学]
司会者: 小林 潤子 氏[神奈川県立横浜南陵高等学校]

概 要: 本発表は肩肘張ったガクジュツ的な講演というものではなくて、私が英語を学ぶ立場、教える立場、英語で業務を行うユーザーの立場で経験したことを中心とした話にしてみたいと思います。

英語のプロソディ(本発表では音節、強勢、リズム、イントネーションを扱います)は、コミュニケーション上の重要性が指摘されながらも、捉えにくい、教えづらいという理由からあまり指導されていないというのが現状です。しかしながら、日本語を母語とする学習者にとって、英語のプロソディは指導されなければ英語学習を難しくしてしまう要因になってしまいますし、伝わる英語を身につけるためにも重要な側面ですので、もっと授業に取り込まれてしかるべきものだと思っています。プロソディ指導が普及するためには、教育的な視点からプロソディを捉える枠組と、普段の授業の中で行える指導方法を開発することが必要と考えています。こういったことに最近は取り組んでいるのですが、教育的な枠組としては、プロソディのミニマムエッセンシャルズを示すことを目的に「3つの原則」というものを提案し、この3つの原則に基づいて、投げ込みの教材ではなく手持ちの教科書の文章を使って行える指導方法を開発してきました。その中身や背景を紹介したいと思います。

その後で、話をひっくり返すことになるかもしれませんが、そもそもプロソディを指導する必要はあるのかということについて考えてみたいと思います。上記の取組は、母語話者の英語を基にしたものですが、英語がLingua Francaとして用いられることが多い現代で、母語話者の英語を基にした指導が必要なのかという点は慎重に検討すべき課題です。「3つの原則」は母語話者の英語の中からこれだけは必須だと思うものを、私なりに学習者としての経験と教員としての経験を基に抽出したものですが、様々な言語を背景とする人々と英語でやり取りする上でも必須なものと考えています。この考えは英語ユーザーとしての経験から来ているのですが、その経験を紹介しつつ、皆さんのお考えを共有していただいて、プロソディを指導する必要はあるのかということを議論できればと思います。

参加費: 会員…無料 / 非会員…初回は無料、2回目からは各回500円
(非会員で参加ご希望の方は事前に事務局までご連絡ください)
お問い合わせ:事務局 office@talk-waseda.net (@は半角にしてください)
 
2019年6月25日更新